好きなことを


仕事にした

だから良いのです。
五十代後半?

文章が、私の人生を変えた。

突如として到着したメールには、「その装置があることで、あなたの夢がかなうなら株主になります」と書かれていた。そして、数ヶ月後、ドイツから到着した数百万円の装置を使って、新規事業をスタートさせた。

30歳半ばで、社長に就任した緑化関連の会社。一時は危機に瀕していたが、この数百万円の投資、前後してのベンチャーキャピタルからの投資で、この会社を53歳まで20年近く続けた。

文章が、私の人生を変えてくれた。

樹木の幹内部を装置で測定(水色が空洞)

癌が、新たな人生を導いた。

2019年、53歳の春に癌を告知され、治療専念のために会社を離れた。5年以内の生存率50%と告げられ「今までのように会社ではなく、これからは自分を中心とした人生にしよう」と決めた。

2021年頃、Wordpressで闘病記のサイトを構築した。

食道癌は、数ある癌の中でもやっかいな部類に入る。食道そのものをすべて切除し、胃を引き延ばして喉につなぐという通常8~12時間を要する手術が必要で、その後の後遺症も何年も続く。

私の場合、この後遺症を懸念して、抗がん剤と放射線治療を選んだ。もちろん、大きな副作用を経験し、今も続いている。

これからの食道癌患者に私の経験が少しでも役に立てればと考え、このサイトを構築した。闘病に参考になる書籍の書評、やってよかった情報など150以上の記事がある。

がんケアネット
食道がん総合サイト:がんケアネット

その後、かかりつけの眼科医の依頼でクリニックのサイトをリニューアル。個人のクリニックとしてはかなり多い、月間8,000PVを続けている。

眼科医曰く、「文章にセンスがある」とのこと。私自身も制作中、会社時代とは違う高揚感があった。その後、いくつかのコンテンツ作成を続け、この分野で新しい人生を歩むことを決めた。

今度は、癌が私の人生を大きく変えた。

リニューアルしたサイト

米国でMBAを取得後、ホテルマンとして勤務するが、会社更生法で事実上の倒産を経験。独立し、環境・緑化関連のベンチャー企業役員に就任。ベンチャーキャピタルの投資後、2001年に代表取締役就任。その後、20年近く経営を続けたが2019年8月に食道癌のため退任。治療から5年経過し癌は完治の状態。

倒産、食道癌と二度の挫折を経て、現在は三度目の人生をフリーランスとして歩み始める。5人の子供を持つ父親であり、読書と料理が趣味。
(背景写真はリンゴの木に登って作業している私)

経歴・所属・資格・各種認定・受賞歴など

所属特定非営利活動法人グリーン・エンバイロンメント 副理事長
(社)食道がんサバイバーズシェアリングス 患者用冊子製作チーム
資格Master of International Business Administration(国際経営学修士号取得)
各種認定・受賞歴
2002.4中小企業創造活動促進法認定
テーマ「新学習指導要領の開始に向けた継続的な実践型教育カリキュラムの開発」
新製品・サービス・新事業創出に取り組み、税制優遇や融資支援がある創造的な企業として認定
2002.8京都21世紀産業ビジョン策定座会、及び京都商工会議所
「京都ビジネスモデル推進センター」認定
テーマ 「環境に考慮した衰退樹木の回復技術をコア・コンピタンスとした事業展開」
2002.9第三回アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー
ソーシャル部門関西代表セミファイナリスト
経歴
1990.3同志社大学経済学部卒業
1991.9George Washington University School of Business and Public Management
(ジョージワシントン大学ビジネススクール入学)
1992.6American Graduate School of International Management
(アメリカ国際経営大学院編入)
1993.5Master of International Business Administration
(経営学修士号取得)
1993.6株式会社法華倶楽部入社
1993.12サン・アクト株式会社へ出向・取締役就任
1997.12株式会社法華倶楽部退社
2001.9サン・アクト株式会社代表取締役に就任
2019.8サン・アクト株式会社を退職し現在に至る